台湾では、皆さん冷静で、日本人に対してとてもあたたかでした。
物資の不足や混乱は特別無いようです。

ただ、日本から避難してきたと思われる外国人が、ホテルを探してウロウロしているのを見かけました。宿泊先を探したり、言葉の問題などでかなり困った様子でした。

台湾では２０億円を超える義援金が集まり、アメリカでは６０億円を超える義援金が集ったそうです。本当に感謝です。



中国では塩や醤油などを買うために混乱が起きたり、アメリカでもヨウ化カリウムの薬が飛ぶように売れたり服用されたりと、大げさな情報や間違った情報で人々が混乱しています。

日本でも野菜や牛乳の問題が出ているようですが、政府やマスコミの報道のあり方も問題です。しかし、我々も正しく情報を理解して対応をしないと風評被害は防げません。

人は皆、不安な物は口にしたくないと思うのは当たり前ですが、行き過ぎた反応はしないようにしましょう。

被災した人たちは食べる物を選ぶことはできません。
また、風評被害のでている農家や酪農家は被災地に近いところに住む方々です。
大変気の毒な状況です。

日本の今後の懸念のひとつは、インフレです。風評被害はインフレを加速させます。
また、買い込みも同様でインフレにつながります。物価がどんどん高くなり生活が苦しくなります。

人々が感謝の気持ちを持ち、ひとつになり、応援して、被害を広げないようにしましょう。CNNでは日本人の道徳的な秩序のある行動を「一体」という言葉を使い、高く評価していました。
風評被害やインフレを防ぐのも「一体」の精神が必要です。

ダイオキシンや環境ホルモン、農薬の問題で騒がれたとき、大きな被害がでたことを思い出されます。
それらの問題は解決されたと錯覚しています。
問題視されないと安全と思って食べているのが現状です。

文明の発展による弊害は必ず生まれます。
ある程度仕方ないと理解するしかありません。
日本で大正１０年頃は平均寿命が４３歳でした。
今では長寿に国になり、十分なほど幸せな世の中です。

被災地の人々は、精神的にも肉体的にも辛い思いをなさっていています。
継続的な応援をしましょう。
私も２度目の募金をしました。
試練を乗り越えるられるまで被害が広がらないことを願うばかりです。