今回の東京オリンピックのビクトリーブーケは
復興の願いが込められています。
ブーケには、トルコギキョウ(福島県産)、ヒマワリ(宮城県産)、
リンドウ(岩手県産)、ナルコラン(福島県産)、ハラン(東京都産)
が使用される予定です。
これらの花が選ばれたことには、それぞれ理由があります。
トルコギキョウは福島県が県ぐるみで生産に取り組んでいる花です。
震災による影響で農作物の出荷が減った当時、特定非営利活動法人
(NPO)を立ち上げ、花を栽培することで復興への希望を見い出しました。
宮城県では、東日本大震災で子どもを亡くした親たちが、子どもたちが
避難するために目指した丘にヒマワリを植えました。
そしてその丘には毎年ヒマワリが咲くようになったそうです。
絵本にもなったこの話ですが、宮城県のヒマワリはそうした被災者たちの
思いも込められている花と言えます。
リンドウは岩手県を代表する花です。
日本で出荷されているリンドウの半分以上が岩手県産のもの。
東京2020エンブレムと同色で、藍色の美しい花を咲かせます。

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