以前もご紹介しました桑島さんの展示会が、今度は東京で開催されます。
ガラス食器がこのような写真になるとは驚きです。
アートを創作するには、素材が何かも重要ですが、素材をどのように生かすかという
創造力と感性がより重要ですね。
押し花とも共通する感性の世界です。
■展覧会名:TTL
■出展作家:桑島秀樹
■会期:2011年10月7日(金)-10月27日(土)
※日月祝日休廊
☆オープニングパーティー:10月7日(金)19:00~
■営業時間:12:00-20:00
■会場:ラディウムーレントゲンヴェルケ
■住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
■tel/fax:03-3662-2666
■URL:http://www.roentgenwerke.com/
■mail:an@roentgenwerke.com(担当:野瀬)

この度株式会社レントゲンヴェルケは、日本橋馬喰町ラディウムに於いて、
大阪在住のアーティストである桑島秀樹個展、'TTL'を開催する運びとなりました。
2008年5月に開催された、’Vertical / Horizontal'以来、3年5ヶ月ぶりの新作発表/個展です。
桑島秀樹は仕上がりを綿密に想定し、慎重に並べられたグラスやデキャンタを
大判のカメラにて撮影、
精度の高いデジタル技術でガラスの透明感を生かした多層レイヤーを大型の印画紙に
銀塩写真と同様の方法でプリントするという技法で制作しています。
曼陀羅を思わせる複雑で重厚なその画面は、内側に引き込む力強さをもっており
見る人を圧倒していきます。
"TTL" (Through The Lens)
カメラという暗箱は私にとってはこの上ない自由を感じるのぞき箱なのです。
「ガラス」を見れば誰がどこからどう見ても「ガラス」と答えようものですが、
ひとたびカメラという箱を通せばたちまち視覚的な「ガラス」本来の性格を何ものかにすり替える事も可能なのです。
カメラは誰が持ってもその性質は変わりませんが、別軸の要素としてその使い手に備わった技術、
また極めて個人的な美意識や感情に基づいたコントロールがなされれば単純な光とモノの相関性は
「作品」という狭義的でありながらも大変な魅力を持った創作物になり得るのです。
私が実制作に当たって最も頼りにしている一つの眼、すなわちレンズは立体として肉眼で得た多くの情報を
ファインダーという小窓に平面という体裁で表出させ、編集したい情報のみを提示してくれます。
そしてそのレンズを従えたカメラを測量機さながらに見立て、あらゆる事物を用いて組み上げ、構成、考察を繰り返す、
つまり3次元と2次元との往来による行程の多層性が作品を創り上げる軸となるのです。
私は写真家ではありますが私にとってのリアリティとは「決定的瞬間」のそれをさすものではなく、
レンズを通した様々な制作の工程による時間そのものがリアリティなのです。
桑島秀樹
11月に行う横浜赤レンガ倉庫で開催します展示会の情報は
ここをクリックしてください。
花と緑で楽しむアートクラフト展inよこはま2011
応援PUSH 押してください。
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ガラス食器がこのような写真になるとは驚きです。
アートを創作するには、素材が何かも重要ですが、素材をどのように生かすかという
創造力と感性がより重要ですね。
押し花とも共通する感性の世界です。
■展覧会名:TTL
■出展作家:桑島秀樹
■会期:2011年10月7日(金)-10月27日(土)
※日月祝日休廊
☆オープニングパーティー:10月7日(金)19:00~
■営業時間:12:00-20:00
■会場:ラディウムーレントゲンヴェルケ
■住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
■tel/fax:03-3662-2666
■URL:http://www.roentgenwerke.com/
■mail:an@roentgenwerke.com(担当:野瀬)

この度株式会社レントゲンヴェルケは、日本橋馬喰町ラディウムに於いて、
大阪在住のアーティストである桑島秀樹個展、'TTL'を開催する運びとなりました。
2008年5月に開催された、’Vertical / Horizontal'以来、3年5ヶ月ぶりの新作発表/個展です。
桑島秀樹は仕上がりを綿密に想定し、慎重に並べられたグラスやデキャンタを
大判のカメラにて撮影、
精度の高いデジタル技術でガラスの透明感を生かした多層レイヤーを大型の印画紙に
銀塩写真と同様の方法でプリントするという技法で制作しています。
曼陀羅を思わせる複雑で重厚なその画面は、内側に引き込む力強さをもっており
見る人を圧倒していきます。
"TTL" (Through The Lens)
カメラという暗箱は私にとってはこの上ない自由を感じるのぞき箱なのです。
「ガラス」を見れば誰がどこからどう見ても「ガラス」と答えようものですが、
ひとたびカメラという箱を通せばたちまち視覚的な「ガラス」本来の性格を何ものかにすり替える事も可能なのです。
カメラは誰が持ってもその性質は変わりませんが、別軸の要素としてその使い手に備わった技術、
また極めて個人的な美意識や感情に基づいたコントロールがなされれば単純な光とモノの相関性は
「作品」という狭義的でありながらも大変な魅力を持った創作物になり得るのです。
私が実制作に当たって最も頼りにしている一つの眼、すなわちレンズは立体として肉眼で得た多くの情報を
ファインダーという小窓に平面という体裁で表出させ、編集したい情報のみを提示してくれます。
そしてそのレンズを従えたカメラを測量機さながらに見立て、あらゆる事物を用いて組み上げ、構成、考察を繰り返す、
つまり3次元と2次元との往来による行程の多層性が作品を創り上げる軸となるのです。
私は写真家ではありますが私にとってのリアリティとは「決定的瞬間」のそれをさすものではなく、
レンズを通した様々な制作の工程による時間そのものがリアリティなのです。
桑島秀樹
11月に行う横浜赤レンガ倉庫で開催します展示会の情報は
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